最初はRangitaikiの上流の流れでやってみようと思ったのですが、思ってたより流れは速く、川岸のボサはキャストするのに絶妙な具合に邪魔。数箇所覘いてみたのですがどこも似た感じで、せめてサカナの姿が確認できればやる気にもなるんでしょうけど、それさえもなく。ただ相当な数のカディスが飛びまくってたので、タイミングさえ合えばライズがあるのかも。とりあえず今日はパス。
次はLake Flaxyに。昨日も人が沢山いたけど、今日も相変わらず多い。しかも昨日居た人もいる。そんなに好きなのか。
流れ込み付近は中央部は深く、岸寄りはウィードが茂り、いかにも鱒が付きそうな雰囲気。ここなら間違いないだろう・・とのんびり終日釣ろうと昼飯に加えてビール。ライズでもないかと眺めていたけど皆無。落ち着いたところで釣りはじめましたが、反応なし。どうも湖での釣りは苦手、というかジッと動かずに釣るので、釣れないと飽きてしまいます。調子よければイブニングまで・・なんて思ってたのですが、3時間くらい釣ったり休んだりしていい加減に移動を決意。
さて、どこに行こう。釣れるあてはないけど、午前中やったRangitaikiに戻ろうか・・と上流に向かって走ると、通りかかった標識には「To Whirinaki Track」。Trackというとこちらではトレッキングコースのことです。なんか気になって地図を見ると、どうもWhirinaki Trackに沿ってWhirinaki Riverというのが流れてる。リーフレットでも確認すると、しっかりポイントとして書かれています。これは行ってみる価値あるか?
トレッキングコースがあるくらいだから、そこまでの道はそれなりに整備されてるだろう・・と思ったら大間違い。道はところどころ水が流れて陥没したような上体だったり、段差があったり。そういう道を70キロくらいも出してスターレットで走るのはなかなかスリルがあります。日本車は本当にしっかりできてますね。
しかし15kmほど進んだところで、どうみても自分の車では通れないような場所に差し掛かり、ジ・エンド。トレッキングコースの前にそこまでの道をキレイにしてくれ。すごい時間の無駄だった。。
そうこうしてるともう6時近く。釣りは不本意だったけど今日は帰ろう・・、と帰りはタウポ経由ではなく森の中の道を通過して距離と時間のかかり具合を較べよう。地図を確認してSH38に抜ける道をまっしぐら。森の中はほとんど未舗装なのに、なぜかこの道だけは舗装されていて、誰も走ってないのをいいことに120キロ巡航。そろそろSH38にぶつかるな・・と思っていると、、なんと行き止まり!地図では抜けられることになってるのに。。
途方にくれていると、そこに奇跡的にパトカーが!ん?これは奇跡というより、自分をスピード違反で捕まえにきたのか?ちょっと緊張してると、どうもそうではなく、単に通りかかっただけらしい。これ幸いと道を尋ねると、親切にもSH38まで先導してくれるとのこと。数百メートルを迂回して、全然気がつかなかったわき道を通ると、無事SH38に出た!いやあ、助かったよ。
しかし全く釣れないとは思わなかったなあ。一度このエリアを離れて、再度ムルパラ下流の日本的な渓流に行こうかな。
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未練がましくRangitaiki上流で粘ってました。。
でも、このときのRangitaiki上流域ではカディスとびまくってたのは事実で、その後いつごろかは忘れたけど、激しくライスしてる場面にも遭遇したんですよね。まあ水面のライズに拘らなくても十分面白い釣りができてたんで、むしろもっとロケーションの良い川にばかり行くようになりましたが。Ruakituriのような。。
このとき初めて足を向けようとしたWhirinaki Riverはもっと早くに気がついていれば!と後悔した川です。このときは辿り着けなかったけど、後日別ルートでアクセスしたWhirinaki Riverは水量もあり、とても面白そうな川だったのです。とはいえ、集落が近くにあってゴムボートで下ってくる子供に邪魔されたりで、すごくいい釣りしたってわけではないんですけどね。
このとき会ったパトカーは嬉しかったなあ。KIWIの優しさには幾度と無く触れたけど、このときのお巡りさんの笑顔も忘れられないシーンのひとつです。
Rangitaiki上流域のアクセスポイント。整備されてるわりに、人に会ったことがないんだよな。
Rangitaiki上流はこんな流れです。釣りにくそうです。
Lake Flaxyの流れ込みかな。風の無い日はほんと静か、いろんな鳥の声が響いてきます。