2005年2月16日水曜日

NZ 20050216 Ruakituri River

 もう何度となく出向いているRuakituri River。ロトルアからはWaikaremoanaのグラベルロードを通過するため、川までは5時間コース。なのでいつもWaikaremoanaのキャンプ場に泊まっていたけども、今回はWaikaremoanaを越えた海側、Wairoaという街で泊まってみました。Ruakituri River周辺にはガソリンスタンドが無く、Waikaremoanaキャンプ場のガソリンスタンドは平地の1.5倍の値段。なのでいつも給油のためだけに10kmほどの遠回りをしてWairoaに寄って、川とキャンプ場を往復してたのです。
 しかし、Waikaremoanaには目もくれずRuakituri Riverだけで釣りをするなら、Wairoaは断然便利!と今回判明。なんと30分程度で川の入り口になるTe Reinga Fallまでいける!今回泊まった「Riverside Motor Camp」は立地上Waikaremoanaに比べると趣きには欠けるけど、清潔でこれといった不満はなし。街は短期滞在なら全く不自由しないくらいの店はそろってるし。もっと早く知っていれば・・!

 NZの滞在期間も残りわずか。帰国の準備などもあるので、釣りに関しては今日と明日を大好きなRuakituri Riverで最後のチャレンジ、あとはお土産の鱒燻製を受け取りにツランギに行くついでにTongariroにもう一度行くかどうか・・という考え。
 珍しく早く(6:00)に起きていそいそとシャワーを浴びるなどして出発。朝もやのかかる川や牧場の景色はいつもとは一味ちがい、それはそれでなかなか。目的のErepeti Bridgeには8時に到着という気合。

 いつもサカナが出始めるポイントまではパス。
 このポイントでは絶対的な威力を発揮してくれる深く沈めるシステムをセット。インジケータから2mほどの位置にヘビーウェイトニンフ、さらに50cm~1mほどティペットを足してトレーラーで#14の食わせ用ニンフ。
 釣り始めて早々、ヒット!さらに同じポイントで2尾目もヒットと好調な出だし!

 両岸は50mほどもあろうかという谷を川が流れる地域、9時半をすぎても陽の光が入ってきません。そのことも幸いしてるのか、開始わずか2時間で6尾も釣れました。中には60cmオーバーもいたし、今までどんなに頑張っても何度かけても何故か釣れなかったブラウンも一尾。3ヶ月釣りする中で過去ブラウンは一尾、これが2尾目!(^_^) 宝くじに当たった・・というと大げさだけど、スピードくじに当たったくらいの気分にはなってしまいます。

うれしかったので、ちょっとポーズをとってもらいました。。

  実はあまり長距離釣りあがったことがないポイントで、陽が射し込むようになった10時頃からは今まで入ったことのない地域。少し釣れるペースが落ちたけど、よいプールではほぼ狙い通りに反応してくれます。
 前半は比較的谷間が狭いのですが、このあたりからは少し開けてきました。前半は遡行不能となる場所ではかならず、右岸側の斜面に踏み跡があって少し上のポイントに巻いていけるのですが、斜面は急になりパッと見ではもう道はなさそう。この地域も水量が多ければ入れないかもしれない・・けど渇水のおかげで難なく遡行できてしまいます。
 太陽が昇って初めて気がついたのは、雲ひとつ無い快晴。釣果に対する影響がどうこうというより、こういう日の釣りは大好きです。

青空。浅く見えるけど、左側の流れは水深2m。

  また60cmオーバーのレインボーが釣れ、2尾目のブラウンも釣れてしまう。このペースなら、NZに来て以来最高の釣果は確実です。10尾を釣ったところで昼。いつもどおりのクッキーでの簡単なエネルギー補給も、今日は心なしかゆとりがあります。
 はっきり言って、大釣りパターン!「まじめに釣り続けてれば、いずれでかいのもかかるだろう・・」と当然のように思ってしまいます。ここのところ釣果にはそれほど恵まれない釣りが続いてたことも忘れて、すごい余裕。

 束の間の休憩の後、釣り再開。
 すごいパワーのサカナがかかり、食った直後にジャンプ!プールの流れ込みの白泡まで15mほども行ってしまったかと思うと深くプールにもぐったりで暴れ放題。このサカナもぱっと見で55cm~はありそうだったけど、3度目のジャンプでフックをかっさらっていってしまいました。。本当にこの川はバラシた後の気分がなんともいえません。無事ランディングできたときはもちろん嬉しいけど、バラシたときも思わず笑ってしまうのです。

サカナを左に向けてしまうのは、日本人だから?

 さらに2尾を釣ったあと、快調にまたヒット!午後も絶好調キープ。
 流れの緩いプールだけど深さがあるので最深部にもぐって出てこない。ブラウンっぽい引きだなあ・・と思いつつ、なんとか水面まで引っ張り上げるとやはりブラウン・・でかい!60cmをゆうに越えて70cm近くありそう!
 ここまでにかなり釣っていたのでバタバタするでもないけど、とにかく重い!地味にグイグイと下流に引っ張っていく感じで抑えが効かない。10mほどズルズルと引っ張られながら、ランディングできそうな浅瀬に引きずり込もうと寄せにかかるのですが、止めることができずにその場所を通過してもう少し行くと下流の瀬に落ちてしまいそう!速い瀬が20mほども続いて下のプールに流れ込んでいて、そんなとこに逃げ込まれたら絶対ランディングは無理!
 「やけくそ!」という気持ちでドラグを強めて、ブラウンと綱引き。しかしグニグニとブラウンは下流を目指し、抑えるのも限界。「ああ、、ライン切られて終わりか~・・」と諦めかかっていると、

 ”バキッ!”  ・・・「は?」

 なんとロッドが折れてしまった!(^_^)
 即座にティペットも切れてブラウンは脱出。

 3ピースのバット側のジョイント部分でスパッときれいに折れてしまった!な、なんでライン切れないでロッドが折れる!(^_^)

カッターで切ったような断面でスパッと折れてしまった。。
またも・・さよならカムパネラ・・。

 NZにきてから3ヶ月、この一本のロッドだけで釣りしてました。トップガイドには溝が掘れてしまい、ラインの傷みと相乗効果でキャストが決まらなくなり、結果力が入りすぎた右手には固い”マメ”ができてしまいました。日本に帰ったら性能のよいSICかメノウのガイドに付け替えてやろうと思っていたのに。

 しばしその場で休みつつ、この後どうしようか考えました。とりあえず今日、そして残りの数日間。
 とりあえず今日は戻るしかない、、。
 問題は明日以降。明日もRuakituriで釣りするつもりだったから、Wairoaのキャビンを2日間とってしまった。結局いつかは買うんだろうから、街に戻ってNZ製KILWELLあたりのロッドを自分のお土産も兼ねて買おうか・・とも思いました。
 でもNZでの釣りもあと1・2回。今日大物をかけたことも、ロッドが折れたことも、この3ヶ月間のNZでの釣りの幕引きにはふさわしい出来事のように思える!

 川通しでクルマまで戻る道すがら、今日でNZでの釣りを終えようと決めました。
 それでこそ、「最高の釣り旅だった」と後で思えるような気がしたのです。

 クルマについて、汗だくながらもすっきりした気分。エアコンを入れようとエンジンをかけると・・かからん!
 自分でも信じられないことですが、数日前にもツランギでライト点けっぱなしでバッテリーあがったばかりなのに、またもライト点けっぱなしで釣りに行ってました!しかもここは山奥もいいとこ。電話を借りに民家に行くにも相当かかりそう。。
 まあ水はいっぱい積んでたのでなんとかなるか・・と、着替えて民家を探しに行く準備をしてたら、ラッキーなことにクルマが通りかかった!このチャンスは逃がせん!とパンツ姿で路上にでてクルマを止めて事情を話すと、、「おれはブースターケーブルを持ってないから、知り合いを訪ねてケーブルを借りて戻ってくる」とのこと。山影に消えていく彼のクルマを見送りつつ、「待ってて大丈夫なのか?」とも思いつつ、着替えの続き。
 すると15分ほどしたら仲間の四輪バギーを引き連れて戻ってきた!
 本当にKIWIのフレンドリーさには心を打たれます。助けを求めると、こちらが期待する以上に親切にしてくれる。些細なことではあったけど、このときも涙が出そうなくらい嬉しかった!


本当にありがとう。

  過ぎてしまえは早いもので、NZでの滞在期間は残り4日間。(2/17現在)
 帰国の準備などもしなければならないから自由になる時間はわずかだけど、釣り以外のNZのよさを少しでも多く感じて帰りたいと思っています。