2008年1月31日木曜日

NZ 20080131 Matauraでライズ釣りまくり!

GORE"Oakleigh Motel"にて

 今回のNZで丸一日釣りをするのは今日が最初。本当は翌日2/1もMatauraで釣りするつもりだったけど、2/2にクライストチャーチ発のTranzAlpineに乗るのが朝8時。ゴアからクライストチャーチまでの距離は500km以上!ほとんどの道が100km/h制限のNZとはいえ、遅いトレーラーの後ろについたりすることもままあり、平均移動速度は結果的には70~80km/hといったところ。そう考えると、2/1は釣りしてから移動じゃダメだなと。ザックリとした計画しか立てずに行って、その場その場でようやく精度を高めていってるような旅なので、こんなことくらいはままあるのです。

 そんなわけで実質Matauraでの釣りは一発勝負。1/29にゴア周辺で試したかぎりかなり川が大きく、自分なりのMatauraのイメージ・・「ゆるやかな流れの中でブラウンがあちらこちらでライズしている・・」というのとはだいぶ違う感じ。その点、かなり距離は離れるけどもラムスデン上流あたりの流れは川幅も狭まりイメージに近い感じ。とりあえずゴアからラムスデン方面に向かいつつポイントを眺めつつ、良いとこ見つからなければ下見済みのラムスデン上流でやろうかなと。いや、前日の下見でなかなか良さそうに見えたラムスデン上流に直行しないのには理由が。。それは前の晩に有名な釣りガイドブック「John Kentの本」で予習したところ、「ゴアからCattle Flatまでの区間が世界から釣り人が"Mataura Mad Rise"を求めてやってくる区間」との記述があったからなのです。
 Cattle Flatはゴアとラムスデンの中間あたり?の地名らしく、ラムスデンに向かうにしても通りがかりと言えなくもない場所にあることだし。"Mataura Mad Rise"というのがどんな状態を指しているのか分からないし、その状態にいつでも巡りあえるわけでもないことも分かるけど、でもそういう区間を釣らずにおくわけにはいかないですからね。

 Cattle Flatと呼ばれる地域に着いて、いくつかのポイントを眺めて歩くと、浅瀬と緩やかな流れが連続していていい感じ。とりわけ「完全に牧場の中を流れている」といった雰囲気の区間にメボシをつけて、入ってみることにしました。
 しばらくはバンクの上から浅瀬を見下ろすような感じ。かなり渇水のような雰囲気があり、浅瀬の岸よりなどは淀んだ浅いプールになってしまっています。「これはサカナが付きそうにないな~」と少々不安になりながら歩いていると、よく見ればその淀んだ浅いプールのいたるところでライズ。しゃがみこんでさらに良くみていると、40cm~50cmといったサイズの結構な数のブラウンが水底の黄土色にまぎれてクルージングしてるじゃないですか。
 浅いポイントにも関わらずサカナがいっぱいいることになぜか錯覚をおこして、前回の釣行時のダブルニンフのままでキャスト。当然のことのように、着水と同時に猛然と逃げていくサカナ。。着水のインパクトを抑えるため、ドライフライにチェンジ。ブラウンめがけて#16のアダムスをキャストしたもののそれでもサカナはことごとく逃げていってしまておしまい。

 サカナはいるけども、こんな感じの釣りが続くのかなあ・・となにか腑に落ちないような気持ちでとりあえず上流に移動。歩きつつ、冷静に考えれば「あんな浅いポイントで戯れているようなサカナ釣れるわけないし、ああいうサカナを釣るのがMatauraの釣りってわけでもないよな・・」と思い直しました。とはいいつつも、似たようなポイントが現れるとなんとなく狙ってしまい、なんだかんだで1時間ほどは繰り返してましたが。

 一向に釣れないもんだからいい加減間違いに気づいて、「何かを変えなければ」と。で、「ここでは浅場に見えるサカナを追ってるうちは釣れない」と割り切り、深場でのライズ探しに集中することにしました。完全に割り切るために、極端だけど偏光グラスも外して。
 どこのポイントでも10mほどの川幅は当然のごとくあるので、その範囲で特定の場所で繰り返されているブラウンのゆっくりとしたライズをどうも見落としてしまっていたようです。大きな沈んだ木があり、いかにも良いポイントだな~と注視していると、まさにそのポイントでやはりライズ!偏光をかけて、さらに周囲をよく見ていると魚影も確認、縦列で3尾がライズをしていることが分かりました。
 とりあえず#16のアダムスをキャスト・・スルー。#16のライトケイヒル・・これもスルー。特にマッチザハッチを狙うわけでもなく、釣れないフライは次々に交換。それでもライズは繰り返され、コンパラダンにフライをチェンジして一尾目がスルー・・だめか・・と思ったら魚影を見失っていた後方のサカナが水面に口を突き出してパクン、やった!
元気の有り余っているブラウンを十分に疲れさせてからランディング、45cm。

 目からウロコとでもいうか、その一尾で全てを悟った・・というほどではないけれど、その一尾を釣ってMatauraの釣りの方法、そして面白さがいっきに理解できました。
その後は面白いようにサカナが釣れるように。浅瀬のポイントは完全にパスして、流れがゆるく平面になった水深のあるポイントだけに狙いを集中。特に水面を穿く白泡だか花びらだかが一列に流れてるような場所ではほぼ間違いなくライズがあるか、魚影が見つかるのです。
さらに慣れてくれば「いそうだな」というポイントの精度が高まって、バクバクと遠慮なしのライズを繰り替えすサカナをいくらでも発見できるという、本当に興奮の場面の連続でした。

 #14~#18のフライを適当にピックアップしてゆったりとした流れにキャスト、ブラウンのでかい口に吸い込まれる瞬間は何度見ても最高です。
 サカナのサイズも、30cm~40cmほどがアベレージとなんとなく思い込んでいたのですが、なんの釣れてくるのは45cm~55cmのパワフルなブラウンばかりでこれはうれしい誤算。流れが単純なので、Ruakituri Riverでの釣りのようにラインをぶっちぎられてしまうような激しさはないけども、のんびりとした雰囲気の中をライズを探しながら釣りあがるMatauraの釣りもそれに引けをとらないですね。

 終日天気にも恵まれて本当に良かった!5kmほどの区間を8時間ほどかけて釣り上がり、キャッチした15尾ほどのサカナは全てブラウン。初めて訪れたにも関わらず、本当に良いポイントに入れてラッキーだったなあ。
 50cmオーバーのサカナが平然とバクバクライズしていて、さらにそれがドライで釣れてしまうっていうのは、過去北島で釣りしてた限りでは想像することさえ難しい世界でした。
 北島のニンフでの釣りも本当に面白いから単純に比較はできないけど、次にNZにくる機会には南島Matauraは有力な候補だな。1週間まるまるゴアに滞在して、Matauraでの釣りだけをやってても飽きないかも。3日間滞在するなかで、ゴアの周辺の土地勘も多少はついたし、手ごろなモーテルやスーパーなどもあって、必要なものは全て揃ってることだし!

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 いやあ、初めて行く土地で初めての川で、あれだけいい釣りができるというのは本当にラッキーだったなあ。いくらNZが鱒釣り天国とはいえ、ポイント探しはそれなりに大変なんですよね。サカナがいることは大前提だけど、Matauraのようにライズをドライで・・というのが特徴なら天候も前提に加わってくるし、それに向く流れを持つポイントはさらに限られるはずだし。
 イメージどおりの釣りができたのは本当にうれしかったです。
 "Mataura Mad Rise"というのは、この日の釣りのような「ポイントごとにライズしてるサカナがいる」というんではなく、やはり「スーパーハッチでライズの雨」のような状態を指すようです。そんな状態も経験したいけど、自分のようにできるだけ移動しながらサカナを探しながら釣りたい、というタイプにはむしろこの日の釣りのほうが楽しかったんだと思います。

 あ~、良かったなあ。。
 Matauraのほかの流域もやってみたいし、次の機会はやはりMataura中心に組み立てることになるかなあ。

下見して、ちょっとイメージちがうんで移動したポイント。

入ったポイント。流れまでは500mくらい草原を歩いていきます。

朝がたはまだ雲が多いけど、この後は快晴に。

バンクの上から。このあたりの流れはイメージとも違うし、まだ半信半疑。

こういう瀬は完全にパス。いません。

待望のファーストフィッシュはこのポイント、奥の沈み木の下流に3尾のブラウンが。

先日のブラウンとは見違えるほど良い状態のブラウン。

サイトフィッシング中心ではないから関係ないけど、川底の土色と同じ色してるな。

快晴。こういうプールが近づくたびに期待に胸躍ります。

ギャラリーの羊を気にせずライズを狙います。

ファイト中。

背中が張り出してますね。

クルマをおいた場所から一旦下流に2kmほどおりてから川に入ったので、昼ころクルマにもどって水分補給。

こういうトロンとしたプール、ことごとくライズが。

白泡の帯はサカナがいる場所。

ほんと状態のいいサカナが多いなあ。

惚れ惚れします。

金色のよう。

帰り道、クルマに向かう途中で羊が大移動。

SHEEPWASH CREEKか。。

一日中牧草食ってるなあ。