2003年12月31日〜2004年1月2日(山梨・本栖湖)
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渓流がオフに入ってかなりたつな・・と思っていたら、もう解禁日までの日数を数えたほうが近いんですね。
特に2004年はサクラマスにもチャレンジするなんて言ってるもんだから、渓流解禁の3/1よりも解禁って早いんだっけ・・?なんて考えていると、もうじっとしてられないですよ。
宮城県内の鱒釣りは、県の条例で全河川・湖沼で2月末までは禁漁ですが、他県では河川・湖沼ごとの漁協が定めた禁漁期間に従えばよく、場所によっては通年釣りできるとか。そんな釣り場の中でも、おそらく最も有名な湖のひとつと思われる"本栖湖"で湖のフライフィッシングにデビューすることにしました。
ブラウントラウトが有名だったようですが、現在はニジマスが中心。いまも大型がいるのは確かのようですが、釣れる人には釣れても、釣れない人にはさっぱりだとか。まあ、最初から釣れないつもりで行くわけではないのですが、変な期待をもたずに気楽なツアーという感じでした。
30日の9時過ぎに出発。7時間ほどをかけて富士五湖周辺に到着。本栖湖入口間もなくにある、"湖仙荘"で3日分の釣り券を購入。店のおばさんに本栖湖で釣られたという巨大なレインボーやブラウンの写真を見せてもらい、当然のことながら「やっぱりいるんだ〜」と妙に感心。まだ暗くなるまでに時間がありそうなので、本栖湖周囲を確認することにしました。事前にWWWで確認していたマップなどで、"川尻"地区のワンドでやろうと決めていたのですが、青少年スポーツセンター前を通る最短路はがけ崩れで閉鎖。ぐるっと逆に一周する形で反対側の閉鎖されたゲートまで、のらくらと下見。クルマを買い換えてナビがなくなってしまったので、地図と自分の位置がわかりづらく、もう一往復してようやくだいたいの釣り場を把握。川尻ワンドの閉鎖されたゲート付近でクルマを停め、車中泊の準備。シェラフ+毛布を2枚。エンジンを切ると結構すぐに車内は冷えてきて、用意していたビールも一本だけで止め、早々に寝てしまいました。
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本栖湖越しに見える富士山。かなり大きく見えました。
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31日、夜明けと同時に釣りを開始しようと、はりきって5時に目覚ましをかけて起きだすとまだ満天の星空。気温は思っていたよりは下がらず4度。この日に向けて準備したネオプレーンのウェーダー、#6のロッド・リールに慣れない(というか初めての)シューティングシステムをセットし終えてもまだ真っ暗。時間をもてあまし気味に、ガスコンロでお湯を沸かしたりしつつ待ちました。
6時過ぎてようやく明るくなり始め水辺に立ち、最初に結んだのはマラブーのストリーマー。訳もわからないままパターンブックを真似て巻いたもの。ドライではよっぽど条件が合わなければ駄目だろうからと、ラインはフローティングにシンキングリーダーを結びました。覚えたてですが、「ブレイデッドループ」をランニングラインの端、シューティングヘッドの両端、シンキングリーダーに作ってあげて、そのループ同士を携帯のストラップのような要領で結ぶことで、フローティングにもシンキングにも、シンクティップ的にもなってしまうという。
シューティングシステムって便利だなあ・・などと思っていたのも束の間、いざキャストに入ると飛ばない・・。とにかくギクシャクする感じで、10mも飛ぶか飛ばないかという程度で全くシューティングシステムの役を成さず、呆気にとられてしまいました。ぶっつけ本番というのはさすがに甘かったようです。
しばらくすると同じワンドに2人ほどの釣り人が入ってきて、フライロッドを振り始めました。自分は相変わらずまともにキャストが出来ずに苦しんでいたのですが、シューティングライン以外に持っていなかったのでなんとか慣れようと試行錯誤。コツをつかんだかな・・という頃までに約半日を費やしてしまいました。とはいっても20mくらいしか飛んでないのですが。まあフォルスキャストは2・3回で済ませられるので、手返しという点では良いかも・・と思い始めてた気がします。
キャスト・リトリーブを繰り返しますが、反応は一切なし。そんな日は「本当にサカナがいるんだろうか?」と思ってしまいがちですが、この日はキャストがままならずにキャスト練習に夢中になってたような感じもあり、意外に退屈しませんでした。夕方近くに、岸際の浅瀬をゆらゆらと泳いでいる30cmほど?の鱒を見れただけで結構満足、とりあえず2日目以降に期待を感じてしまいました。寒さに耐えながらの釣りということもあって、些細なことが嬉しいですなあ。
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川尻ワンド。
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年が明けた元日。この日は青少年スポーツセンター前のワンドでやろうと思い、近くにある整備された駐車場で泊まり。夜は自分のともう一台だけしかクルマが居なかったのに、5時半に起きだすと駐車場はクルマでいっぱい。何事かと思っていましたが、様子を見ているとどうやら釣り人ではなさそう。様子から次第に富士山越しの「初日の出」を見に来ているんだということがわかりました。この日も天気は良く、最高の初日の出日和?です。気温は冷え込んで、氷点下2度でしたが。(^_^) 前日に思いラインを振り続けたので、肩や腰など筋肉痛になってました。
観光桟橋側からスポーツセンター前のワンドに向かっていき、岩場から急に深く落ち込むポイントを陣取ってキャスト開始。しばらくするとストリッピングしている指でラインについた氷をしごいているような感じ。さらにはガイドも凍ってきてなかなか滑らず、単調なキャスティングの繰り返しに「キャストごとにガイドを水面に浸ける」というルーチンが加わりました。
いかにも良さそうな場所なんですが反応はなく。この頃には無反応にもすっかり慣れたものです。(^_^) 粛々とキャストし続けるのみ。昼すぎまで同じポイント(しかも立ち位置まで同じ)で粘り、その間シンキングラインに変えたり、シンキングリーダーを追加して更に深いところを漂わせたりと、いろいろと試しました。自分がキャストしている方向、かなり遠い場所ではあるものの数回大きなライズがあったので、やる気は維持できました。
昼近くになって、フローティングラインにシンキングリーダーでフライを漂わせていると、何の前触れもなく"グングンッ"という感じが伝わってきました。ボーッとしていましたが反射的に竿を立てると強烈な引き! 何がなんだか分からないような状態でとにかくリトリーブ、重いものの近くまでは寄せることが出来ました。水面に浮かび上がったのは多分40cmほどはあるニジマス。少し高い位置の岩場から釣っていたので、取り込みをどうしようかと考えているとサカナが息を吹き返し、ラインを抑えている右手の指からラインを引き出してあっという間に10mくらい離れていってしまいます。
再度寄せてきたものの、やはりランディングするには足場の良い場所に移動しなければ・・。でもまた走られると大変なので、まずは一度顔を出させようと考え、真上に持ち上げるようにテンションをかけていると"ビュンッ"と弾けてまさかのバラシ! 暫くは放心状態になってしまいましたが、サカナを掛けられるとは思ってなかった(^_^) ようなところもあったので、悔しいというよりは逆に嬉しさが勝った気がします。
このとき使ってたフライは、渓流だけしかやってなかったときには「絶対出番はない」と思っていた、コータックのフライフィッシング・セットについてきていた10個ほどの大型フライのうち、"エビ"をリアルに再現した#8ほどのフライ。本栖湖にエビなんて居るんでしょうか・・?
その後少しだけ場所を移動して竿を振り続けるも、またもとの無反応状態に落ち着き、時間がたつのも忘れて夕刻を迎えました。キャスティングも若干成長し、25mくらいは飛ぶようになってました。
筋肉痛と冷えで疲れ切っていたこともありのんびりしようと思い、クルマで10分ほどの場所にある日帰り温泉「湯〜園」に。風呂に浸かるとネオプレーンの手袋からカットされて出ている中指・人差し指が痛い・・。(特に左手の中指の関節は帰ってきた今もまだ痛い) 長期間冷やし続けると、関節って痛くなるんですね。
ひとしきり温まって、寒い車中に戻り。ニジマスを反芻しつつ、酒も普段よりすすむのでした。
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サカナの写真がないので、、。潜水艦型遊覧船「もぐらん!」、潜らん・・。
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最終日、午前中だけ釣りして帰ろうと思い、いつもどおり夜明けに起床。この日も氷点下。
この日は桟橋の周辺でキャスト開始。前日の余韻でなんとか一尾ランディングできないか・・と思う気持ちより、掛けただけで満足してしまったようなところもあり、何事もなく11時近く。12時くらいまでやるつもりでしたが、「もういいや!」(^_^) と早めに切り上げ。一路宮城までの500km弱の帰路につきました。
途中お土産に好物の信玄餅とワインを買い、6時くらいには自宅到着。
やっぱり釣れないもんですね。でも全く釣れる雰囲気のない場所でもサカナは掛かったし、サクラマスの釣りもこんな感じかもな〜と思うと、(特に根拠もなく)そういう釣りに目処がついたような気がします。これで渓流禁漁になっても釣りができるなと。いつか大物も釣ることもできるかもしれないし。とりあえず、今後は近県の湖沼の漁期や、サクラマスの解禁を確認してチャレンジするかな、と。
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