私の滞在期間もあと一週間。スモークのメニューは1日、4日、7日かかる3パターンがあり、ほそださんから聞いた話でも時間かかる7日が一番いいとのこと。となると今日釣らなければ帰国に間に合わない。ということで、にわか雨の予報ながらTongariroに行ってきましたよ。
ツランギに12時に到着。ライセンスを買いに釣具屋に。そして早速川に向かおうとクルマのキーをまわすと・・エンジンがかからん。。あ、雨だったんでライト点けてそのままライセンス買いに行ってた!うわ~せっかくTongariroのそばまで来てるのに、下手したら釣りできないかも。。
公衆電話を探してレンタカー屋に電話。AA(日本のJAFみたいなもの)に繋いでもらってバッテリーあがったので来てくれるよう頼むのですが、電話ではうまく伝わらない。。AAのオペレーターも業を煮やしたか、周りに誰かいれば代わってもらってくれ、とのこと。しばらく電話してたので、後ろにはマオリのごつい男が並んでました。「うむむ、こやつに頼むのはどうも・・」とためらっていると、男は何を勘違いしたか私に気を遣って「大丈夫だからゆっくり電話してくれ」と言ってどっかに行ってしまいました。あらら、結構親切な人だったか。でも間もなく、親切そうなナイスなミセス?が並んだので迷わずお願い。オペレーターとしばしやりとりした後に、わざわざAAとの待ち合わせ場所に指定したというビジターセンターまで連れて行ってくれました。みんなフレンドリーだよなあ。
30分ほどでAAから手配されたらしいトラックが到着。ツナギを着たじいちゃんがあっという間に直してくれました。
1時間以上ロスしたけど、川には向かえるぞ!
先日一尾かけたHydro Poolの上流あたりに直行。
人気のHydro Pool自体には今日も2人。まあ私は上の流れ込みに行きたかったので気にしないで入りました。
すると今日はどうしたことか、始めてものの10分ほどでヒット!46cmのアベレージサイズレインボー。やったやった、スモークの獲物が釣れたよ。釣具屋で買っておいたフィッシングバッグ(ビニール袋)にサカナを入れて、さらに追加を狙います。
一尾釣れると川も違ってみえてくるもの。流速の速いプールへの流れ込みで粘っていると、10m以上先で普段なら見落とすようなライズ発見!ときに釣り人の動体視力は驚異的に働くようで、ブラウンの模様まで見えた!(思い込みかもしれないけど) しかもよくみると数箇所で何尾かライズしてる。
ニンフを流しても全く反応しないので、仕方なく?ドライに。
#10のカディス、、追って口が開くとこまで見えたけど追い切れず!
#8のマドラーミノー、#8のスパンボディー(シケーダを巻こうとして諦めた失敗作)・・とほとんど変化のないローテーションをしてると、、水面でグニョリと魚体をあらわにして食った!しかし瞬間バラシ・・!
これは悔しかったなあ。思わず大声で呻き声をあげると、いつの間にか後ろにいたHydro poolの釣り人の一人が「良いチャレンジだ」と褒めてくれて妙に嬉しかったけど、釣っておきたかった!やっぱりドライは楽しいよなあ。
その後2時間くらい粘ったけど釣れず、結局虎の子の一尾を持ってスモーク屋に。
http://www.alpinesmokehaus.co.nz/trout.php (*つぶれてしまった?リンク切れ 20110101)
7日間かかる、美味しくできるコースを頼んだところ、「このサカナは小さいから、4日間のコースが一番合っていると思う」と店のおじさんに言われてしまいました。。がっくり。7日間コースを頼むにはでかいサカナを釣らなければだめなんですな。(^_^)
バタバタした一日だったけど、とりあえず目的は達したので満足だ!
スモークはほそださんにお土産であげますので、楽しみにしててくださいよ。
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気が緩んだか、生活に慣れたせいか、病気だのバッテリーあがりだのトラブル連発だなあ。でも否応なしに現地の人と複雑なコミュニケーションすることになって、いい経験だったかな。
Tongariro、ライズしてるのにはびっくりしました。しかもシケーダにアタックしてくるとは。日本を出発するときにはセミでの釣りに憧れてたくらいだから、あれが釣れたりしたら最高だったけどな。惜しかった!
とりあえず、いろんな事件の末に短時間の釣りで、目標のスモーク用のサカナは釣れたからいい一日でした。もっとでかいサカナだったらもっといい一日だったかな。
親切に助けてくれたのが手前の赤い服の女性。
バッテリー充電中。
どこぞから現れた犬が川へ案内してくれました。。
ここ掘れワンワンですか。
奥の流れが急な場所で、豪快なライズ。
しかもドライに出てびっくり!
燻製にしたレインボー。
NZでキープしたのはこの一尾だけだなあ。